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デジタルアーカイブ

 

新聞通信調査会デジタルアーカイブへようこそ

当財団の通信社ライブラリーは新聞聯合社、同盟通信社や共同通信社、時事通信社をはじめメディア関係の書籍・雑誌約10000冊、資料約2000点を所蔵しています。このなかの聯合、同盟関係資料、書籍をデジタル化したのが、このアーカイブです。

同盟通信社は1936(昭和11)年1月の設立から1945(同20)年10月末の解散までの9年10カ月間、膨大な量の記事、写真、映像を新聞社などに配信しました。こうした記事、写真、映像は戦前から戦中期の日本の歴史を検証する上で貴重な資料です。こうした資料はライブラリーで所蔵、実物を公開するだけでなく、デジタル化し、ネット上で公開することにより歴史家、メディア研究者、学生、市民の皆さんの研究、学習に役立つとの思いから順次、デジタル化して公開しています。ご利用にあたって事前登録は不要ですので、ぜひご活用ください。

2022年8月時点で公開している資料、書籍は以下の通りですが、今後『同盟通信写真ニュース』の公開枚数を増やすほか、海外向けに発信した英文ニュース、経済情報に特化した週刊の『国際経済週報』、週刊写真誌の『国際写真新聞』、同盟通信社の内部資料などを順次、公開する予定です。

資料・書籍名 内容
同盟旬報、同盟時事月報 同盟通信社設立翌年の1937年に旬刊の『同盟旬報』として発刊し、43年に月刊の『同盟時事月報』に衣替えした。当時、同盟が全国の新聞社や放送協会に配信した日本語記事のうち重要なものを掲載した、いわばダイジェスト版。225冊、約2万6000ページ、記事数は約30万件。記事見出しに加え、閣僚名簿、人事異動といった表形式になっている人名を検索語として登録した。
海外電報(海外発信記事) 1943年4月発刊の日刊ニュース冊子。同盟通信社の配信記事の中から海外関係記事を抜き出し、長文の解説、評論記事を加えており、当時の国際事情を知る上で重要な資料だ。一橋大学附属図書館所蔵の44年8月から45年12月まで(45年11月からは時事通信社刊)の約5000ページを公開している。見出しのほか人名も検索語として登録している。
世界各国主要人名録 『海外電報』の別冊特集として発行された資料。1944年10月発行の「米洲篇(1)」、12月発行の「米洲篇(2)」、45年2月発行の「反枢軸聯合軍及枢軸共同機関」の3冊を公開。当時の米国政府、軍、労組の幹部、上下両院議員、州知事、大公使らを網羅している。
聯合・同盟配信写真 新聞聯合社と同盟通信社が1932年7月から40年12月まで新聞社向けに配信した写真と写真説明文のうち国立国会図書館が所蔵していた1万3198枚(写真7054枚、説明文6144枚)を収納。キーワード検索で写真が探せる。書誌情報の「配信日」は一部推定して記載。写真説明文には誤りも散見されるため、今後、該当個所を指摘し修正した【注記】を随時加えていく。同盟が保存していた戦前の写真、フィルムなどは終戦時に焼却した。帝国図書館が購入したり同盟が寄贈したりしたものを101冊(40年6月は欠)のアルバムに製本し、戦後、国立国会図書館に引き継がれた。
同盟通信写真ニュース 同盟通信社が工場、学校などの掲示用に毎日発行した壁貼り新聞。当財団が所蔵する1277枚を公開。題字は何度か変更された。当初は『同盟通信写真ニュース』、1940年12月からは『同盟写真特報』。随所に「陸軍省検閲済」「海軍省許可済」の文字が見え戦時色が強いが、大相撲、六大学野球などのスポーツ、季節の話題なども取り上げている。撮影日が判明した資料には【注記】で日付を明記した。
通信社史 当財団の前身である通信社史刊行会が1958年に出版した日本の通信社の通史。約1000ページ。明治期の通信社誕生から日本電報通信社(現在の電通)と新聞聯合社の合併で生まれた同盟通信社設立の経緯とその活動、戦後の同盟解散と共同通信社、時事通信社両社の設立の事情などを詳述している。全ページをテキスト化し、公開に当たって新たに正誤表を付けた。
証言 通信社史 1945年に解散した同盟通信社や前身の新聞聯合社などの役職員の手記、座談会記録をまとめた証言集。2021年6月、『証言 通信社史』編集委員会が編集、刊行した。太平洋戦争直前の緊迫した欧米各支局の様子、中国大陸や東南アジアでの従軍取材の実態などが明かされている。解散を決めた同盟の最後の理事会、社員総会速記録など重要な資料も盛り込んだ。860ページ。

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